2019年10月14日

近年話題となっているプライバシー権とは何か?

プライバシー権という概念が生まれた背景とは?

近年、私たちの身の回りにも急速に広まってきたプライバシ―権という概念ですが、この意識の広がりにはどのような背景があるのでしょうか。そのきっかけには一つの事件があります。それは1999年宇治市で起きた、住民ほぼ全員の基本台帳データが全て流出してしまうという事件です。この事件によって、国民のプライバシー侵害の不安感が急速に高まり、プライバシー権という概念が注目されるようになりました。

プライバシー権の定義や法的根拠は?

プライバシー権の時代により定義が変化し続けています。現在の定義としては、以前の私生活上の事柄をみだりに公開されない権利という他に、他者が管理している自己の情報についても各種請求が出来るとされる、積極的プライバシー権も認められています。そしてその法的根拠は、憲法13条の幸福追求権から導き出される人格権と、プライバシーの侵害が民法709条の不法行為に該当するという事が根拠となっています。

プライバシー権侵害となってしまう行為とは?

プライバシー権を侵害したという判断は、プライバシー情報と呼ばれる事項を公の元に公表したか否かによって判断されます。このプライバシー情報とは、私生活上の事実又は私生活上の事実らしく受け止められる恐れのある情報のことを言います。加えて、この情報を一般人が欲していない、一般の人々にまだ知られていないにもかかわらず公開した場合にプライバシー権侵害となってしまう可能性があります。

プライバシー権侵害となるには、公開後被害者本人に不快、もしくは不安の感覚が生じるか否かによっても異なりますが、個人における事実、もしくは事実のように思える情報でも、その取り扱いには細心の注意を払う必要があります。

機密文書は絶対に他人に見られてはいけないデータです。厳重管理が求められるため高度なセキュリティ環境が必要になります。